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美しいけれど破かい的
2013年1月28日

自然界にはルールがあります。美しければ美しいほど、もっと破かい的です。たとえば、最もカラフルな動物やこん虫、花は、たいてい毒性がいちばん強いです。宇宙でも例外はありません。この宇宙の写真は、かがやく星空を背景にしたガスのピンク色の泡(あわ)の写真です。ところで、このすてきな雲は、自然界の美しさにある、危険な別の面を見せてくれます。それは非常に大量の、危険な光を放っているのです。

この写真のガスとチリのかがやく雲は、「スーパーバブル」と呼ばれています。スーパーバブルは、最近に大量の星がたくさん生みだされている場所で発見されています。こうした赤ちゃん星は強れつな風をふき飛ばし、重たい星は、サッと生きてパッと死ぬのです。この星は一生を一気に駆け抜けて、力強い超新星(ちょうしんせい)として爆発(ばくはつ)します。それによって雲の中心に穴をあけ、ガスとチリのわっかを後に残したのでした。

これらの巨大なスーパーバブルの中で起こっている混乱状態は、この空どうであるスーパーバブルのはるか遠くまでひろがり、バブルの外にある、はるか地球までとどきます。科学者たちは、この特定の雲が考えていた以上の強れつな光を20倍以上も放っていることを発見しました。これも、美しいけれど危険かもしれないというひとつの例ですね。私からのアドバイスは、いつも安全な距離(きょり)から美しいものを楽しむことですね。

知っ得ダネ

このスーパーバブルは、大マゼラン雲と呼ばれる銀河系の近くの矮小(わいしょう)銀河の中にあります。そうです、想像できますよね。矮小銀河はとっても小さな銀河で、今わかっているものは、銀河系よりも2000万分の一ほど小さい銀河です。

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