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スターバーストから星のアートまで
2013年7月24日

進化を研究するのは生物学者だけではありません、多くの天文学者もこのテーマに取り組みます。でも、人類がどのようにして発生したかを見る代わりに、どのようにして「原始銀河(げんしぎんが)」として知られる赤ちゃん銀河が何百億もの輝く恒星を含む天の川銀河のような巨大な銀河系に育つかということを研究します。このカラフルな画像は現代アートのように見えるかもしれませんが、実は、ちょうこくしつ座銀河と呼ばれている近くの銀河を実際に望遠鏡で観測して作られたものです。

ちょうこくしつ座銀河は私たちに最も近い銀河のひとつで、「スターバースト」というひたすら星を作っている時期を経ています。これらのスターバーストはあまり長く続きませんし、何が原因で星の高速形成が止まるのか?という天文学者が興味をもつものです。

さて、ある天文学者のグループはその答えを見つけたようです。ちょうこくしつ座銀河の中心からはなたれている冷たいガスの巨大な、ふくらんでいる柱を宇宙に発見しました。この画像の明るい、カラフルな色の小さな塊は、銀河を洗い流している材料を示します。ピンクの領域は最も多くのガスが失われているところで、赤い部分は最少の材料がどこに外へ流れているかを示しています。銀河にとって残念なことに、この冷たいガスは、新星を作るために必要な原料です!新しい発見は、ちょうこくしつ座銀河だけでなくおそらく他のすべてのスターバースト銀河が、星の材料を取っているのではなく、与えていることを教えてくれます。これは、最終的に、スターバーストがとても寿命が短い理由のひみつを教えてくれます!皮肉にも、それは深い穴(ブラックホール)に星の材料を押し込んでいる銀河の中心の、熱い若い星からのエネルギーです!

知っ得ダネ

多くの場合、星を作っている材料がかなり多く失われるのはブラックホールが原因です。そして、ちょうこくしつ座銀河は、その中心に、わたしたちの太陽の500万倍も多くの材料を含む超巨大なブラックホールがあります!でも、このブラックホールはいまのところ平和に眠っていて、星の材料をたくさん失ったと非難されることはありません。

この記事はESOの記事によります。

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