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宇宙ドラゴンが、夜空に新しいいのちを吹き込みます
2013年11月27日, Osaka

星々の間の距離はあまりに大きな数なので、私たちが測るにはマイルまたはキロメートルを使うことができないくらいに巨大です。例えば、わたしたちの太陽系に最も近い星ですら、途方もない数で38,000,000,000,000キロメートル離れています!そして、それが最も近い星なのです。それより数10億倍も遠い星もあります。誰も、20桁もの距離を持つ星について話したり、書いたりしたくはないでしょう。

そこで、宇宙で距離をあつかう時は、私たちは別の単位、光が進むためにかかる時間を使います。宇宙では、光は1秒につきほぼ30万キロメートルの速度で進みます。宇宙では、光より速く移動するものはありません。

あなたがなんとか物理学の法則をだまして、光線と同じくらい速く移動することができるならば、この写真の中の天体にたどり着くのに16万年かかります。そして、この星雲は天の川銀河に最も近い銀河のひとつで、大マゼラン雲と呼ばれている近傍(きんぼう)銀河です。この新しい画像は、右に見られるNGC2035と呼ばれ、ドラゴンヘッド星雲とあだ名をつける人もいるガスとチリの多彩な雲を調査したものです。

この画像を見て、1年で光が移動することができる距離をいわゆる1光年として、私たちがこれらの星雲の本当の大きさが、さしわたし数百光年であるとは理解しがたいと思います!大マゼラン雲は巨大ですが、天の川銀河と比較すると本当にこぢんまりとしています。ちょうど14,000光年の大きさで広がってます。そして、天の川銀河のおよそ10分の1と小さいのです!

知っ得ダネ

星がいっぱいの夜空を見上げる時、あなたが肉眼で見ることができる最も遠い天体はアンドロメダ銀河です。そして、それは250万光年以上離れています!それほど遠く離れているのに、望遠鏡なしで見ることができるくらい明るいのですから、これがどれくらい大きいかわかるでしょう!この知っ得ダネは、ESOからのプレス・リリースに基づきます。

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